塗装 〜Haystackも終わりに近づく〜

Haystack イス塗装

初公開、Haystackで作っているイスの全体像です。
(といってもこの角度からだとあまりディテールが分かりませんが。。。)

ということで、塗装が終わりました。
(オイル塗装は、apply oilとかput on oilという言い方をします。
 ペンキ塗りではないので、paintとはいいません。)

インストラクターのジェイミーは
40年ほど日本でもおなじみのWATCO(発音はワットゥコー)を使っているそうですが、
アシスタントのジョンは、WATERLOXというアメリカのオイルを使っているそうです。
WATERLOXはWATCOの4倍ほど値段が高く、
WATCOよりも防水性能などのプロテクションが強いのが特徴だそうです。
しかしその分、かなり粘度が高く通常のWATCO,OSMOなど使い慣れた人にとっては、
扱いづらいというのも事実のようです。
一度生産中止になったそうですが、その良さからファンも多く、
復活したという経緯があります。
ここでは、せっかくの機会なので、WATERLOXを使ってみました。
確かに粘度が高く、スティッキーと言われるのがわかります。

たくみ塾では重ね塗りはしませんでしたが、
アメリカでは、3回、4回、テーブルなどでは6回ほど塗り重ね、木を保護するようです。
木の良さを崩さないためのオイル塗装なのに、
そこまで塗り重ねるといかがなものか、と思ってしまいますが、
とにかく、肌触りがつるっとしていればアメリカでは良いそうです。

イスもサイドテーブルも明日の朝もう一度重ね塗りをして、
明日夜のオークションに出品しようと思います。

勢いで作り上げる

Haystack

午前中はイスの仕上げ磨きをして、
午後からサイドテーブルを作り始めました。
水曜日いっぱいが作業できる時間となるので、
1日半しかありません。

イスを作ったあまりの材料できるサイズで即席デザインをして、作業にかかりました。
黙々と作業をすすめ、その勢いで夜には本組みをしてしまいました。
(サイドテーブルというより、スツールっぽいですが。。。)

そして、周りからはすごいすごいの大合唱。
そりゃ初心者からしてみれば半日で作っちゃうんだからすごいと思われてもしょうがない。
「Amazing Kenjiっていう番組にしたら、一躍有名になってお金稼げるよ!」ってさ。
なるほど、そういう稼ぎ方もあるのか(笑)

Haystackには、たくみ塾から過去2人来ていますが、
2人とも「とにかくすごい!っていわれるよ」って言ってました。
その意味がここに10日間ほどいてすごくわかります。
もちろん周りは初心者やアマチュアで、僕らはプロとして勉強してきた身なので
スピードや出来栄えに差があって当たり前なのです。

どちらにせよ、楽しく和気あいあいと作業させてもらってます。


This is the moment! Glue up!!

Haystack イス組立て

月曜日となり、2週目となり、若干焦っております。
というのも、最終日は木曜日ですが、木曜日は作業時間はないので、
実質水曜日までとなるんですね。
イスのほかに、何か作るよねーっとプレッシャーをかけられ、
サイドテーブルでも作ろうかと思ってるので、急がないと!

ってことで、イスの本組みをしました。
さぁ、やるぞーって思って準備してたら、
「This is the moment! Glue UP!!!」(この時が来た!組み立てるぞ!!)と
インストラクターのジェイミーとクラスメートのテリーが叫びました(笑)
(組み立てるって、glue upというんですね。
 assembleと何が違うの?って聞いたら、
 接着剤つかうでしょ?だからglue upさ。とニヒルな笑顔でテリーが教えてくれました)

ジェイミーと一緒にイスを組み立てて行きましたが、
テリーが写真を撮ってくれたので、せっかくなのでUPします。

というわけで、
無事に組み上がり、座面も作り、磨き、あとはオイル塗装をするまでとなりました。

ふぅ、サイドテーブル勢いでやっちまわないとな。

側組みまで、行くのだ。

Haystack イス側組み

どの工房でも日曜日ですが、みんな作業しています。すごいことですね。
昨夜はおっきなパーティーでみんな昼間でつぶれてましたが、
昼過ぎになれば、みんな工房に出てきて作業してました。

さて、僕が作っているイスも今日で側組みまで終わりました。
大きなアームに前足のほぞをぐさりと入れて、ウォールナットの割くさびを入れましたが、
かわいらしいアクセントになりました。

枘は全て90度なので加工自体は難しいものではないですが、
部分部分手加工でやった割に、きれいに加工できて、
側組みのみですが、無事、組み立てれたので満足です。

名付けてSquare Chair。
脚の配置が正方形になっているのでSquare Chairです。
全体はストレートなラインを崩さない一方、
アームの内側や背板は丸くカーブを描いていて、
人を誘い込むような、包み込むようなデザインにしてみました。

全体を組み上げた時、どんな雰囲気を醸し出すのか。
楽しみですが、最後まで気を抜けませんね。
がんばります。

ギャラリー

Deer Isle, MA

土曜日の朝、工房で作業をしていると、インストラクターのJamieが、
一緒に街へギャラリー巡りするか?と誘ってきてくれました。
Drawing(絵)のコースの生徒たちが描いた絵が展示されるとのことでした。

まず行ったのは、Haystackのディレクターであるスチュの家。(スチュはニックネーム)
スチュ夫妻はアーティストで、家にギャラリーと工房を持っています。
そこに、絵が展示されていたのですが、これがまた面白い。(上の写真じゃないです)
真四角の紙にそれぞれ全く違う絵が描かれているのですが、
ずらっと真横に並べると、すべて線がつながっていて、それが部屋を一周しているのです。
ちょっと刺激的です。

またスチュの家の雰囲気、作業場の雰囲気、窓から見える海辺の景色、
うまく表現できませんが、すごく”良い”んです。
あぁ、こんな空間つくりたいなぁって思います。

その後、2か所ほどまわりましたが、どれもいい。
「いい」としか言ってないですね。表現力が乏しくてすみません。
家具も絵画も陶芸も、すごく刺激的です。

Deer Isleという島は、アーティストが結構いて、
またアートを大切にする人たちがたくさんいて、
しかも島という土地柄、ものすごくコミュニティとしての結束が固いようです。
みんなが協力しあって、生活を楽しんでいるみたいです。
自然と美しくなるわけです。

ガラス工房とパーティー

Haystack

HaystackにHot Shopと呼ばれる工房があります。
Shopはお店ではなく、工房という意味です。
(工房はShopといったり、Studioといったり)
Hot Shopはその名の通り、暑い工房。=ガラス工房となるわけです。
ガラス工房にある窯はものすごい高温を保たなくてはいけないので、
24時間消されることなく、燃え続けています。

そして、学生たちは夜になるとお酒を持ってHot Shopに行き、
ガラスコースの学生たちの作業を見ながらちょっとしたパーティーをしています。
ガラス工房自体見るのが初めてだし、しかも飲みながら。
こんなことはアメリカならでは?Haystackならでは?

なかなか面白いです^^

バラエティ

Haystack Mountain School

アメリカの北東、ニューイングランド地方の片田舎のメイン州。
そのさらにはずれのDeer Isleという島にあるHaystack Mountain Schoolには、
全米各地から様々な人たちが集まっています。
生徒・スタッフ入れると70人ぐらいいると思いますが、
出身地を聞くと、ほんとばらばらで、あげればきりがありません。
また、他の国からも結構生徒が来るそうです。
今で言うと、陶芸のコースに台湾人が1人います。

アートスクールといっても、夏の2週間という短い期間、一般人が自由に参加できて、
各分野のプロから様々なことを学べるのだからそれはそれはいいところです。

高校上がりの坊やから現役引退したおじいちゃんおばあちゃん。
「もう、僕らはHaystack4回目だよ〜と楽しそうに話しています。」
お年寄りの人たちは、夫婦で来ているのが印象的です。
同じ場所に来て、それぞれ興味のあるコースを受講する。
おじいちゃんは木工をやって、おばあちゃんは絵を習って。
また、アメリカのいいところは、年の差があっても普通に友人のように接する所です。
お互いジョークを飛ばしあったりして、日本では見られない光景です。

と、Haystackのいいところをあげてみました。

Haystackでの日々

Haystack Mountain School

アメリカに来て1週間。
あっという間だけど、やっぱり長く感じるかな。

Haystackでは、毎日同じように進んでいきます。
朝5時半ごろ起きて、シャワー浴びて、
図書館でメールチェックしたり、ブログ書いたり。
8時に朝ごはん食べてから工房行って。

12時にお昼ご飯食べて、6時に夕飯食べて。
8時に講堂(とはいわないかな)で各インストラクターのプレゼン見て。
それから図書館で、夜のメールチェックして。

上に書いた以外は、ほぼ工房にいます。
作業したり、他の人の様子見たり、写真撮ったり。
僕はイスを作ってますが、仕口加工ももうすぐ終わり。
機械でやったり、手道具でやったり。
ことあるごとにすごいすごい、といわれるのでプレッシャーです。
たくみ塾の2年間でできるようになったこと、
しっかり形として残していきたいと思います。

アメリカの自動鉋盤

アメリカの自動鉋

どこのメーカーか見てないのですが、
アメリカの自動鉋盤の刃は、日本のものと違って、
スパイラルに小さなチップが並んでいます。

となると、切削抵抗が小さくなるのかなぁと思いましたが、
意外にも結構抵抗があります。
(刃が切れなかったのかもしれませんが)

で、今日アシスタントが刃の交換をしていたのですが、
全部で80個もあるらしくて、2時間ぐらいかけて交換してました。
そう思うと、日本の鉋盤のほうが断然いいですね。

また、自動鉋のテーブルについても機械説明の時にあまり説明がなかったので、
そこまで気にしてないのか、初心者に説明してもあまり意味がないと判断したのか。
ただ、何気なく使おうとしたら、
ものすごく切削量が大きく、しかも切削面がものすごい波打ってました。
ビギナーの生徒がどんな使い方してるか分からないので、
使う前に、ちゃんとチェックしないといけないですね。

煩わしい単位の違い



アメリカに来て困ることの一つとして、単位の違いがあります。

なぜアメリカは独自の単位を使ってるんでしょう?
以前アメリカにいた時からの謎です。

木工をやっていて、この単位の違いは本当にわずらわしい。
これは何インチで、といわれると頭の中でとっさに計算しますが、
ぱっとでてきません。
木材買う時も、何フィートほしいの?とか。
とくに、分数で言われた時なんてわかるはずがない。
(3/8インチが9.5mmぐらい、というのは枘穴加工で覚えました)

そんなとき役立つのが、
日本から持ってきた定規の裏にあるConversion Tableです。
メートル法とインチの換算表が載っているので、
それを見たりします。

また、機械にもインチとメートル法両方の目盛りがついていたりします。
こういうところはDELTAやるじゃんって思います。

とはいえ、やっぱり会話のなかで数字が出てくるとむずかしいですよね。
ちょっとまって、って言って換算表見たり、計算機使ったりしてしのいでいます。


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